長さ:12m90cm 巾:40㎝ 素材:綿100% 日本製
お仕立てをご希望のお客さまへ
※お仕立て開始後の返品・交換はできませんので、ご了承ください。
代引きもご遠慮頂いております。(生地に鋏を入れる為)

「源氏車」とは、貴族の御所車の木の車輪をモチーフに図案化したもの。車輪は回転し続けることから縁起柄とされています。この源氏車は部分的に切り取り、立涌に配置したちょっと変わった意匠で、遠目には七宝のようにも見えます。ろうけつ染めは、今やなかなか染めることができないレアもの。ろう引きのようなヌメ感とハリ感を楽しみながらお召しいただければと思います。

生地について
コーマ糸を浴衣生地に使用したのは竺仙がはじまりです。
涼しさと共にファッション性を求め、コーマ生地を使用して50年が過ぎました。
それまでは浴衣地として長く使われてきたのは、栃木県真岡地方で作られた[岡生地]でした。
しかしながら、竺仙では、三代目当主が質の向上と粋な染め上がりを求め、研究と改良を重ね現在の「コーマ生地」に到達しました。
一般的に綿糸には毛羽があり、良さであると同時に後染めを施すと柄の絵際がぼんやりしてしまいます。
コーマ糸は余分な綿(わた)を取り除いている為、しなやかで肌ざわりが良く、染め上がりをスッキリと表現することが出来ます。
また、生地自体がしっかりしている為お洗濯をされても型崩れしにくいのが特長です。
染めについて
まず型紙を使い防染糊で柄付けをします。次に生地を溶けたロウに潜らせます。そのあとロウに「ひび」を入れる為の加工があり、最後に染め工程をします。「ひび」の中にも染料が入るようにしていきます。その都度出来栄えが異なり、正に一点もの的な貴重さがあります。 独特な技法により、手仕事特有の他には無い染め上がりを醸し出しております。
※閲覧環境により画像とは若干色味が異なる可能性がございますので、その点はご了承ください。