特集

秋に楽しむ大人の浴衣

生地テキスト
秋は和服を着るにはちょうど良い季節。

汗だくになるような酷暑はおさまり、はおり物が必要なほどの涼しい風はまだ少し先ですから、
気軽に和装を楽しむには最適な季節ではないでしょうか。

でも着物を着るのは少しハードルが高い… という方へ、竺仙からのご提案です。

秋にも浴衣を着ませんか?

長襦袢や半襦袢に名古屋帯を合わせれば、綿のカジュアル着物として楽しめます。

半衿を合わせず半巾帯でも大丈夫です。

気軽に着れる浴衣を、秋のワードローブに取り入れてはいかがでしょう。
【コーディネート例 No.01】

【反物】紬ゆかた 桔梗唐草(プレタ)
【 帯 】首里花織半巾帯 臙脂 白黄格子


こっくりとした緋色の桔梗唐草が染められた綿紬の浴衣には、手織りの温もりが伝わる花織の半巾帯を合わせます。
紅葉を連想させる深みのある赤い帯は、秋にこそ大人に締めていただきたい半巾帯です。
暖色でまとめた秋ならではのコーディネートを楽しみましょう。

【コーディネート例 No.02】

【反物】松煙染小紋 吉祥小花尽くし マゼンダ色
【 帯 】綿兵児帯 ベージュ段ぼかし


顔彩で色を出した松煙染です。松煙ならではの落ち着いたマゼンダの色合いが大人の女性を華やかに演出します。
帯は綿もじり織の兵児帯を合わせて。
ニットのような兵児帯は秋にぴったり。
柔らかく優しい風合いですので寛ぎのひとときを邪魔しません。

【コーディネート例 No.03】

【反物】奥州小紋 縦取り寄せ小紋
【 帯 】八重山みんさ八寸帯 オレンジ地緑絣


いく色もの濃淡に染め分けた茶系の糸で織った生地は、季節を問わず肌を美しく見せてくれます。
松竹梅に菊や紅葉、吉祥文様が描かれた奥州小紋には、綿着物として八重山ミンサー織の名古屋帯を合わせました。
例えば、ご近所カフェの贅沢ランチに。十五夜のお月見に。


昭和中期頃まで、浴衣を一年を通して着る方は多くいらっしゃいました。

日常着として、リラックスウェアとして、
家の中や「ちょっとそこまで」の買い物くらいは浴衣で過ごしていました。

今の感覚でいえばワンマイルウェアでしょうか。

浴衣を夏に数回しかお召しにならないのではなく、
秋の肌寒さを感じる日には機能性インナーやステテコなどを合わせ、
気軽にたくさん着ていただきたいと思います。

秋ならではのコーディネートや工夫を考えるのも楽しい時間になりますので、
シャツやブーツを着物に合わせた大正期のハイカラさんのように、
自由な発想で浴衣を楽しんでみてはいかがでしょうか。


『秋の大人浴衣』一覧ページも是非ご覧くださいませ。

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